イマジネーションの宝庫
「今日は誰？」毎朝毎晩の食事どきは
これで始まる。
誰が食事当番か、ではない。
「誰」とは
食事しながら創り出す
お話の主人公の事。
毎朝・毎晩の食事時
娘は話をせがむ。
TVがないから
その代わりってとこかな。
我が家の食卓では
朝「今日はどんな予定？」とか
夜「今日どんなことが起こった？」は
話題にのぼらない。
代わりに娘が「お題」を出す。
それをもとに
私が即興で話を作るのだ
お題は様々。
自分のイマジネーションを
試される時だ
話すからには…と
できるだけ面白い内容にする。
もちろん
疲れていて
話を作る気分じゃない時もある。
でも「話して〜！」なんて
頼まれるのも
あと少しだろう…
と思い続けて早 7年。
自慢じゃないが
一度も同じ話はしたことがない。
(何を話したか思い出せないので
同じ話はできない。）
問題がひとつ。
私が話をし出すと
娘は夢中になって食べないのだ。
なので
短めに切り上げる。
すると
娘は「その後〜」と言って
そこから
自分で話を作って続ける。
そして
娘の話は永遠に続く。
困った私は
あることを思いついた。
それは
「次回の予告」!
話を
わざと途中で切り上げて
その続きがどうなるのか
ちょっとだけ
予告するのだ。
そして
テレビのアニメのように
エンディングテーマで締めくくる。
すると
娘は「え〜どうなるの？」と
続きをせがむ。
が、
わたしは「次回のお楽しみ〜」で切り抜ける。
もちろん
どんな話が続くかは
そのときまで
私にもわからない。
最近は
相手もさるもので
「って言いながらどんな話にするか
考えてないやろ〜。」
図星...
なので食事の時
私は
ドキドキしながら
自分のイマジネーションを
全開させて挑んでます。
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